ここまでで、PHP基礎として必要な内容を一通り学びました。
・PHPの役割(サーバーサイド)
・文法の基礎
・変数とデータ型
・条件分岐・繰り返し・配列
・フォーム処理
・バリデーション
・XSS / CSRF
・セッション
・ログイン処理(学習用の簡易実装)
この章のゴールは、
「文法を暗記すること」ではなく、
Webアプリの基礎構造を理解し、組み立てられる状態になること
でした。
この記事では、
ここまでの内容を整理しつつ、
次に何を学ぶべきかを明確にします。
この章で身についた力
PHP基礎を終えると、次の力が身につきます。
・フォーム送信の仕組みを説明できる
・入力値を受け取り、検証し、表示できる
・ユーザー入力を安全に扱う必要性を理解している
・セッションで状態を保持できる
・「ログイン」という形で一連の流れを実装できる
これは、Web開発の学習として
非常に大きな到達点 です。
章の内容を「Webアプリの流れ」で再整理する
ここまでの記事は、単体で見るより
「Webアプリの一連の流れ」として捉えると定着が早くなります。
Webアプリの基本フロー
-
画面を表示する(HTML)
-
入力を送信する(フォーム)
-
サーバーで受け取る(PHP)
-
入力を検証する(バリデーション)
-
安全に扱う(XSS / CSRF)
-
状態を保持する(セッション)
-
結果を返す(表示)
この流れを自力で説明できるなら、
PHP基礎は合格ラインです。
次に学ぶべきこと(おすすめ順)
PHP基礎の次は、次の順番が最も自然です。
・ファイル分割と関数化(コードの整理)
・データベース(MySQL)とCRUD
・パスワードのハッシュ化と本物の認証
・エラーハンドリングとログ
・ライブラリ管理(composer)
・フロント連携(fetch / API)
・デプロイ(レンタルサーバー / VPS / Docker)
「何を作れるようになりたいか」によって順序は多少変わりますが、
初心者が最短で実務に近づくなら
データベース → 認証 → composer が鉄板です。
学習の成果を確認するミニ課題
次に進む前に、以下のミニ課題を一度やると定着します。
課題:簡易お問い合わせフォーム(保存なし)
要件
・名前、メール、本文
・必須チェック
・XSS対策して表示
・CSRF対策
・完了メッセージをセッションで表示
この課題が一通りできれば、
基礎はかなり実践的になっています。
まとめ
PHP基礎章では、
Web開発の裏側で必要な概念を
「実装できる形」で揃えました。
次のステップとして最もおすすめなのは、
MySQLを使ったCRUD入門 です。
これができるようになると、
「Webアプリを作れる」感覚が一気に強くなり、
フレームワーク学習も圧倒的に楽になります。
次に読むべき記事
▶ 次の記事(おすすめ)
7-1 MySQLとは?データベースの役割と全体像


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