PHPでWebページの裏側を作るとき、
必ず必要になるのが 条件分岐 です。
・入力内容が正しいか
・データが存在するか
・ログインしているか
こうした「判断」を行うために使われるのが
if / else です。
この記事では、
実際に動くPHPコードを見ながら
条件分岐の考え方を理解していきます。
この記事で学べること
・if / else の基本構造
・条件が true / false になる仕組み
・PHPでよくある条件分岐の例
・初心者がつまずきやすいポイント
条件分岐とは何か(おさらい)
条件分岐とは、
「ある条件が正しければ、この処理をする
そうでなければ、別の処理をする」
という考え方です。
PHPでは、
この判断を if / else で書きます。
if文の最も基本的な形
まずは、
一番シンプルな if 文 を見てみましょう。
サンプルコード①:if文の基本
コードの解説
上から順に見ていきます。
・$age に 20 を代入
・if の条件で「18以上か」を判定
・条件が true なので、文字が表示される
この if 文は、
「$age が 18 以上なら、メッセージを表示する」
という意味になります。
条件が false の場合はどうなるか
次に、
条件が成り立たない場合を見てみます。
この場合、
・条件は false
・中の処理は実行されない
・画面には何も表示されない
という動きになります。
else を使って「そうでない場合」を書く
条件が false のときにも
何か処理をしたい場合は、
else を使います。
サンプルコード②:if / else
コードの解説
このコードは、次の意味になります。
・もし 18 歳以上なら
→「18歳以上です」
・そうでなければ
→「18歳未満です」
if と else は、
必ずどちらか一方だけが実行 されます。
条件式は true / false を返す
if のカッコ内に書く条件は、
最終的に true か false になります。
例としては、
・$age >= 18
・$name === ‘太郎’
・$price > 1000
などです。
PHPは、
この結果を見て処理を分けています。
よく使われる条件分岐の例
例① フォーム入力が空かどうか
・空文字かどうかを判定
・フォームチェックで非常によく使われます
例② ログイン判定の考え方
このように、
真偽値(true / false) を使った判定も
PHPでは頻繁に登場します。
初心者がよくやるミス
条件分岐で多いミスを整理します。
・条件の意味を考えずに書く
・true / false を意識していない
・比較している値の型を理解していない
特に、
「この条件は true になるのか?」
を日本語で説明できない場合、
バグの原因になりやすいです。
条件分岐は日本語で考えてから書く
おすすめの手順です。
-
条件を日本語で書く
-
true / false を確認する
-
PHPの if に落とす
この手順を守るだけで、
条件分岐のミスは大きく減ります。
まとめ
PHPの条件分岐は、
サーバー側で「判断」を行うための仕組みです。
・if:条件が正しい場合
・else:条件が正しくない場合
・条件式は true / false を返す
この考え方を理解できれば、
フォーム処理やログイン処理への道が開けます。
次に読むべき記事
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6-5 PHPの条件分岐(elseif / switch)
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