前の記事では、
for / foreach を使った 繰り返し処理 を学びました。
そして、その繰り返し処理と
必ずセットで使われる存在 が「配列」です。
実務のPHPでは、
・商品一覧
・ユーザー情報
・フォームの選択肢
など、
ほぼすべてが配列で扱われる
と言っても過言ではありません。
この記事では、
PHPの配列を 基礎からコード付きで
整理していきます。
この記事で学べること
・配列とは何か
・配列の基本的な作り方
・連想配列の考え方
・foreach と組み合わせた使い方
・配列が実務で重要な理由
配列とは何か
配列とは、
複数の値をまとめて扱うための仕組み です。
これまで使ってきた変数は、
1つの値しか持てませんでした。
配列を使うことで、
・複数のデータを
・1つの変数で
・まとめて管理
できるようになります。
配列を使わない場合の問題点
例えば、
果物を3つ扱う場合、
このように書くこともできますが、
・数が増えると管理が大変
・繰り返し処理が使えない
という問題があります。
配列の基本的な作り方
PHPでは、
次のように配列を作ります。
サンプルコード①:配列の基本
これで、
・$fruits という配列に
・3つの値が入った
状態になります。
配列の中身を取り出す
配列の中の値は、
番号(インデックス) を使って取り出します。
サンプルコード②:配列の値を取り出す
この場合、
画面には「りんご」が表示されます。
※ 配列の番号は
0 から始まる
点に注意してください。
配列と foreach の組み合わせ
配列は、
foreach と組み合わせることで
真価を発揮します。
サンプルコード③:配列をすべて表示する
配列の数が増えても、
コードを変える必要はありません。
連想配列とは何か
ここからが、
実務で非常によく使われる
連想配列 です。
連想配列とは、
・番号ではなく
・名前(キー)で
・値を管理する
配列のことです。
連想配列の基本的な作り方
サンプルコード④:連想配列の基本
この配列では、
・name
・age
・email
というキーに対して、
値がセットされています。
連想配列の値を取り出す
連想配列の値は、
キー名を使って取り出します。
サンプルコード⑤:連想配列の値を表示
これで、
「太郎」が表示されます。
連想配列と foreach
連想配列も、
foreach で処理できます。
サンプルコード⑥:キーと値を同時に使う
この形は、
設定一覧やデータ表示で
非常によく使われます。
配列はデータの「かたまり」
ここで重要な考え方です。
配列は、
・データベースの1行
・フォームの入力結果
・APIのレスポンス
といった
データのかたまり を
表現するために使われます。
配列を理解できると、
実務コードが一気に読みやすくなります。
初心者がよくやるミス
配列で多いミスを整理します。
・インデックスが0始まりなのを忘れる
・キー名のスペルミス
・配列だと思っていたら普通の変数だった
「今扱っているのは
配列か?
単なる変数か?」
を常に意識しましょう。
配列はこの先ずっと使う
この後に出てくる、
・フォームデータ
・データベース結果
・JSON
これらは、
すべて配列として扱われます。
ここで配列を理解できているかどうかが、
PHP学習の分かれ道になります。
まとめ
PHPの配列は、
・複数の値をまとめて扱う
・foreach と組み合わせる
・連想配列が実務の中心
という特徴があります。
配列を自在に扱えるようになると、
PHPでできることが一気に増えます。
次に読むべき記事
▶ 次の記事
6-8 PHPでフォームデータを受け取って表示する
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