6-14 PHP基礎のまとめと次のステップ

Web開発学習ロードマップ

ここまでで、PHP基礎として必要な内容を一通り学びました。

・PHPの役割(サーバーサイド)
・文法の基礎
・変数とデータ型
・条件分岐・繰り返し・配列
・フォーム処理
・バリデーション
・XSS / CSRF
・セッション
・ログイン処理(学習用の簡易実装)

この章のゴールは、
「文法を暗記すること」ではなく、
Webアプリの基礎構造を理解し、組み立てられる状態になること
でした。

この記事では、
ここまでの内容を整理しつつ、
次に何を学ぶべきかを明確にします。


この章で身についた力

PHP基礎を終えると、次の力が身につきます。

・フォーム送信の仕組みを説明できる
・入力値を受け取り、検証し、表示できる
・ユーザー入力を安全に扱う必要性を理解している
・セッションで状態を保持できる
・「ログイン」という形で一連の流れを実装できる

これは、Web開発の学習として
非常に大きな到達点 です。


章の内容を「Webアプリの流れ」で再整理する

ここまでの記事は、単体で見るより
「Webアプリの一連の流れ」として捉えると定着が早くなります。

Webアプリの基本フロー

  1. 画面を表示する(HTML)

  2. 入力を送信する(フォーム)

  3. サーバーで受け取る(PHP)

  4. 入力を検証する(バリデーション)

  5. 安全に扱う(XSS / CSRF)

  6. 状態を保持する(セッション)

  7. 結果を返す(表示)

この流れを自力で説明できるなら、
PHP基礎は合格ラインです。


次に学ぶべきこと(おすすめ順)

PHP基礎の次は、次の順番が最も自然です。

・ファイル分割と関数化(コードの整理)
・データベース(MySQL)とCRUD
・パスワードのハッシュ化と本物の認証
・エラーハンドリングとログ
・ライブラリ管理(composer)
・フロント連携(fetch / API)
・デプロイ(レンタルサーバー / VPS / Docker)

「何を作れるようになりたいか」によって順序は多少変わりますが、
初心者が最短で実務に近づくなら
データベース → 認証 → composer が鉄板です。


学習の成果を確認するミニ課題

次に進む前に、以下のミニ課題を一度やると定着します。

課題:簡易お問い合わせフォーム(保存なし)

要件
・名前、メール、本文
・必須チェック
・XSS対策して表示
・CSRF対策
・完了メッセージをセッションで表示

この課題が一通りできれば、
基礎はかなり実践的になっています。


まとめ

PHP基礎章では、
Web開発の裏側で必要な概念を
「実装できる形」で揃えました。

次のステップとして最もおすすめなのは、
MySQLを使ったCRUD入門 です。

これができるようになると、
「Webアプリを作れる」感覚が一気に強くなり、
フレームワーク学習も圧倒的に楽になります。


次に読むべき記事

▶ 次の記事(おすすめ)
7-1 MySQLとは?データベースの役割と全体像

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