前の記事では、
PHPが サーバー側で動く言語 であり、
Webサービスの裏側を支えている存在だということを学びました。
ここからは、
実際に PHPを書くための基本文法 に入っていきます。
この記事の目的は、
難しい構文を覚えることではありません。
PHPのコードを見て、
「何をしているか」が分かる状態になること
を目標に進めていきます。
この記事で学べること
・PHPの基本的な書き方
・PHPコードの開始と終了
・変数の考え方
・コメントの書き方
・PHPとHTMLの関係
PHPはどのように書くのか
PHPは、
PHPタグの中にコードを書く
という決まりがあります。
このPHPタグがあることで、
サーバーは
「ここはPHPコードだ」
と判断します。
PHPタグの外は、
通常のHTMLとして扱われます。
PHPコードの基本構造
PHPの基本構造は、
次のような考え方です。
・PHPタグの中に処理を書く
・上から順番に実行される
・処理結果がHTMLとして返る
JavaScriptと同様に、
PHPも 上から順に処理 されます。
PHPはHTMLと一緒に使われる
PHPは、
単独で使われることはほとんどありません。
実際のWebページでは、
・HTMLの中にPHPを埋め込む
・PHPでHTMLを出力する
という形で使われます。
このため、
HTMLの理解があることが
PHP学習を大きく助けます。
コメントの書き方
コメントとは、
処理には影響しない説明文です。
・何をしている処理か
・なぜこの処理が必要か
といった補足を書くために使います。
PHPでは、
複数のコメント書き方がありますが、
学習初期では
「コメントが書ける」
という認識で十分です。
変数とは何か(PHP版)
PHPでも、
変数は値を入れておく箱
という考え方は同じです。
PHPの変数には、
必ず $(ドルマーク) を付けます。
この記号によって、
「これは変数である」
とPHPが判断します。
変数を使う理由
変数を使うことで、
・同じ値を何度も使える
・後から値を変更できる
・処理の意味が分かりやすくなる
JavaScriptと同様に、
PHPでも変数は必須の概念です。
PHPの文の終わり
PHPでは、
1つの処理の終わりに区切りを付ける
というルールがあります。
この区切りを忘れると、
文法エラーになります。
「ここで処理が終わる」
という合図が必要だ、
と覚えておきましょう。
PHPはサーバーで実行される
ここで、
必ず意識しておきたいポイントです。
PHPのコードは、
・ブラウザでは動かない
・サーバーで実行される
・実行結果だけが返る
という仕組みになっています。
ブラウザの画面に表示されるのは、
PHPの実行結果 であって、
PHPコードそのものではありません。
PHPファイルの拡張子
PHPを書くファイルは、
拡張子が .php になります。
.html では、
PHPは実行されません。
「PHPが動かない」場合は、
まず
ファイルの拡張子
を疑いましょう。
PHPが正しく動いているか確認する考え方
PHP学習では、
「書いたコードが動いているか」
を確認することが重要です。
・画面に何か表示されるか
・エラーが出ていないか
結果が返ってくることで、
「PHPが実行されている」
と判断できます。
初心者が最初につまずくポイント
PHP学習初期で、
よくあるつまずきポイントです。
・PHPタグの書き忘れ
・$の付け忘れ
・ファイル拡張子の間違い
・サーバーを起動していない
PHPは、
実行環境が必要な言語
であることを忘れないでください。
学習初期に意識すべきこと
この段階では、
次の点を意識してください。
・文法を暗記しようとしない
・「何をしているか」を読む
・エラーが出たら慌てない
PHPも、
JavaScriptと同じく
エラーから学ぶ言語です。
まとめ
PHPの基本文法は、
「書き方のルール」を理解することが第一歩です。
・PHPタグの中に書く
・変数には $ を付ける
・サーバーで実行される
この3点を押さえれば、
PHP学習はスムーズに進みます。
次は、
PHPでの変数とデータの扱い方
をもう少し具体的に見ていきます。
次に読むべき記事
▶ 次の記事
6-3 PHPの変数とデータ型の基本
▶ 関連記事
6-1 PHPとは何か|サーバーサイドの考え方



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